金利と利子と利息

金利と利子と利息。どれも同じようでそれぞれ少し違います。金融関係の言葉は、どこか面倒くさいですね。金利というのはお金を貸したり借りたりする時の「手数料」や「レンタル料」に匹敵します。元本に対する割合で表され、利率と意味は一緒ですね。金利は一般的に年利(年率)で表されます。

利子や利息というのは、決められた金利によって割り出されたお金の額、ということになりますね。利子と利息はほぼ同じ意味ですが、借りた場合に支払うのが「利子」、貸した場合に受け取るのが「利息」と、使い分けることもあるそうです。銀行など金融機関では、通常「お利息の通帳記入」などと「利息」のほうを使う事が多いですが、ゆうちょ銀行では「利子」を使っています。法律用語としては「利息」を用いるのが普通だそうで、また日常の会話では「利子」の方が多いという説もあります。

金利の割合は、通常は返済に対する信頼度の大きさに比例します。お金を貸す場合、約束通り返済してもらわないと貸した方は損をしてしまいますから、返してくれる確率に少しでも不安があるときは、金利は高くないと割が合いません。住宅ローンなど額が大きく長期にわたるものは、不動産など担保になるものを求められることもあります。万一、金額が返済されない場合でも、担保になっている土地などを没収することで、損を防ぐことができます。このように担保がある場合は損をする可能性が少なくなるので、金利は低く設定されることが多いようです。また、教育資金や自動車ローンなどのその使い道がはっきりしているものは、返済の可能性が高いとされ、ローンの金利は低めです。

借りる額が大きい場合の審査は、個人信用情報などで調べられ、過去にフリーローンなどで延滞があったりすると、審査に通るのが難しくなるとされています。信用が第一なのですね。それに対して、キャッシングや目的を問わないフリーローンの審査は簡単ですが、借りる人の信用調査も簡単で担保も取らないために、金利は高くなります。嘗ては弱みに付け込む「サラ金」などという、法外な金利を暴力的に取り立てる業者が社会問題化したこともありましたが、貸金業法等の改正により、いわゆる問題のある消費者金融は最近は鳴りを潜めているようです。

日本には、高すぎる利息を制限し、その取り締まりを目的とする法律があります。「利息制限法」と呼ばれるものです。利息制限法では、元本に対する金利の上限を決めており、それを超える利息分については無効であるとしています。返済期限が迫っていても、この法律を犯していると認められれば返済する必要が一切無くなるのです。そのほかにも「出資法」と呼ばれる法律もあり、これも出資金の受け入れや法外な金利などを禁止する法律です。しかし、その限度内に対しては以前には罰則規制もなく、抜け穴的に利用されることが多かったために、これも最近改定されました。